脱毛サロンで全身脱毛プランを契約すると20万円程度のお金がかかる高額な契約になるため、料金を支払ったあとに「契約していた脱毛サロンが倒産してしまったら」という心配がつきまといます。大手の脱毛サロンは小さな脱毛サロンと比べて倒産に対する安心感はあるもの100%安全と言うことはなく、大手脱毛サロンといえども倒産してしまうこともあります。
この記事では脱毛サロンに安心して通うために契約前に知っておきたいリスクの回避方法や、契約していた脱毛サロンが倒産してしまった場合の対処方法について説明します。
脱毛サロンにまとまった金額を払い込んでしまっていて倒産してしまった場合は、少額が返金されることもありますが、全額返還されることはまずないと言ってもいいでしょう。まずは契約書に「前受金の保全措置」が契約条項に含まれているかどうかを確認して下さい。前受金の保全措置が含まれていれば、支払った料金が返金される可能性があります。
カードなどで分割払いをしている場合、放置してしまうとさらに決済されてしまう危険があるので、脱毛サロンの倒産を知ったらすぐにカード会社に連絡をとり必要な手続きをして下さい。
返金ではなく、支払った分の施術を受けたい場合は、ケースバイケースで異なり、脱毛を継続できなくなる場合もあれば、同業者からの救済が実施されることも。これまでの救済措置の内容としては、契約をそのまま引き継ぐ(別の脱毛サロンに通い続けられる)、新たなサロンで契約を優遇する(割引になる)といった例がありますが、事前に決まっていることではなく、それを予測することは困難です。
脱毛サロンの倒産でお金を失わないよう、契約時にできる一番の対策は「大きな契約をしないこと」が一番の対策となります。長期のコースをまとめて契約したほうが、一回当たりの金額がお得になるのが普通ですが、リスクヘッジのためにはNG。脱毛の契約時に支払い方法を「都度払い」や「月額制」などの施術を受けた分だけ支払う方法を選べば安心です。
脱毛サロンでしっかり効果を得るためには、2〜3年間通い続ける必要があります。妊娠や出産で中断する人も多いので、例えばコンスタントに通ったとして、3年分の契約だったとしても、実際にはもっと長い時間がかかる可能性があるわけですね。契約時に店舗の状況や雰囲気などをどんなによく見ても、3年後や5年後までを見極めることはできません。つまり、それで安全性を判断することは非常に難しい!初来店の時に経営状態が良好でも、脱毛が完了するまで同じだとは限りませんよね。
ここまでは契約をする場合の話で、避けた方が良いとされるサロンのチェックポイントをあげていきます。
上記の3点に当てはまる場合は、要注意です。特に、それまでは違ったのに、急にどれかにあてはまるような状況になったら、慎重に見極めるつもりでいてください。
この3点にあてはまるサロンは、「経営状態が急に悪くなる」可能性が高いと言えます。こぢんまりしたサロンの中には雰囲気が良く通いやすいお店もありますが、長期契約を結ぶリスクはオススメできません。
ホコリが目についたり、飾りがお粗末な状態で放置されている様子は、従業員のモチベーションが下がっている証拠です。倒産との関わりはともかく、あまり良い状況のサロンではないことが見て取れるわけで、利用そのものを考え直したほうがいいかもしれません。最初はハキハキした店員とピカピカのお店だったのに、通っているうちにこのような状況に変わってきたとしたら、経営状態の悪化が影響している可能性も!
脱毛サロン契約時の支払い方法を「都度払い」「月額制」以外を選んだ場合は、誰もがサロン倒産の被害者になる可能性があるので「自分だけは大丈夫!」と軽く考えず、もしもの時にどうすれば良いかを知っておいてくださいね!
消費生活センターやAEAエステティック相談センターに相談することで、カードの支払いや信販会社とのローン契約の扱い、返金や救済についてなどの具体的な情報を得ることができます。脱毛サロンの倒産は事例や契約の内容によって細かな展開は変わってくるため、臨機応変に行動しましょう。
相談や手続きは早いほうが良いので、通っている脱毛サロンの倒産を知ったら、すぐにでも行動しましょう。実際にサロンに顧客が詰めかけている映像をテレビで目にしたことがあるかもしれませんが、店舗に行っても倒産の場合あまり意味はないため無駄な労力を使わずに、電話相談の指示に従って落ち着いて行動して下さい。